沙羅 ソチ金メダルに“逆風”…ジャンプ新ルールまとまる

[ 2013年4月15日 06:00 ]

W杯ジャンプ女子で総合優勝した高梨沙羅

 ソチで金メダルを狙う高梨沙羅に逆風!?国際スキー連盟のジャンプ小委員会は13日、スイスのチューリヒで会合を開き、加点目的のゲート変更を認めないなどの規則改定案をまとめた。

 加点を得るためにコーチの判断でゲートを下げることができたが、今後は安全確保のために限られる。ゲートを下げると助走速度が落ちて飛距離は抑えられるが、飛型が安定するメリットがあった。

 飛型に課題がある高梨は、ゲートを下げて飛距離を抑えることでテレマークを入れやすくする作戦を採ったこともあった。高梨にとっては必ずしも朗報とはいえないルール変更と言えそうだ。ただし、日本女子の小川孝博コーチは「高梨も課題を克服すれば問題はない」と飛型改善に努める姿勢を示した。このほか、変更案では今年の夏のグランプリで、これまで5人の飛型審判員を3人とすることも試す。

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2013年4月15日のニュース