全柔連「暴力根絶」メンバーに 不正受給で辞職の元理事入る

[ 2013年4月12日 06:00 ]

 全日本柔道連盟(全柔連)が進める改革・改善実行プロジェクトのうち、「暴力根絶」のメンバーに、全柔連理事を辞職した田中裕之氏が入っていることが分かった。

 田中氏は日本スポーツ振興センターからの助成金について「指導実績がなかった」と告白し、不正受給の責任を取って先月26日付で理事を辞職していた。今回は日本中学校体育連盟の柔道担当部長としてメンバーに選ばれており、関係者には「暴力根絶については尽力したい」と話しているという。しかし、一連の疑惑の“ど真ん中”の人物が、全柔連再生のプロジェクトに関わるという姿勢に、疑問の声も上がりそうだ。

 なお、「暴力根絶」の座長は山下泰裕理事。15日に初会合が行われ、27日の臨時理事会を経て、6月の定例理事会で正式立案を目指す。

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2013年4月12日のニュース