大鵬さんしのび…大嶽部屋前で記帳 夫人メッセージも

[ 2013年1月23日 06:00 ]

大嶽部屋前の一般弔問客用の記帳台に飾られた大鵬さんの遺影

 19日に72歳で死去した大相撲の元横綱・大鵬の納谷幸喜さんをしのび、大鵬部屋の流れをくむ大嶽部屋がこの日午前11時30分から東京都江東区にある部屋の玄関前に記帳台を設置した。

 遺影、焼香台のほか、芳子夫人の「ファンの皆様、ありがとうございました」とのメッセージもあり、通夜前日の29日まで設けられる。大嶽親方(元十両・大竜)は「ファンあっての大鵬。部屋の前で手を合わせていただいていた方もいたので」と説明。記帳台は午前9時から午後8時まで置かれる。

 前夜、納谷さんの遺体は大嶽部屋から別の場所に移動。30日の通夜、31日の告別式に向けて腐敗を防ぐ処置が行われ、この日正午すぎに再び稽古場に戻った。現在は上がり座敷に敷かれた布団の上で眠った状態だが、28日にひつぎに入れられることも決まった。

 また、国技館内の相撲博物館では2月9日から4月22日まで大鵬特集を催すことを決定。当初は決まり手に関する催しを行う予定だったが、急きょ変更し、現役時代の映像や所有物などが飾られるという。

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