シャラポワ 失ゲーム9で4強!22年ぶり最少記録更新

[ 2013年1月23日 06:00 ]

全豪オープン女子シングルス準々決勝、2年連続4強進出を決め、ガッツポーズのシャラポワ

全豪オープンテニス第9日

(1月22日 オーストラリア・メルボルンパーク)
 女子シングルス準々決勝で第2シードのマリア・シャラポワが第19シードのエカテリーナ・マカロワとのロシア勢対決を6―2、6―2で制し、2年連続でベスト4入りした。準決勝で第6シードの李娜(中国)と顔を合わせる。男子シングルス準々決勝は錦織圭(日清食品)を4回戦で下した第4シードのダビド・フェレールが第10シードのニコラス・アルマグロとのスペイン勢対決で4―6、4―6、7―5、7―6、6―2と逆転勝ちし、2年ぶりに準決勝に進出した。
【全豪オープンテニス2013】

 最後は豪快なサービスエースで締めくくると、シャラポワがセンターコートで拳を握り締めて絶叫した。

 ラリー戦でマカロワを圧倒し、4強入りまでの5試合で失ったゲームはわずか9。91年にセレシュが打ち立てた12ゲームの最少記録を更新し「試合を通じ、いいプレーができた」と納得の表情を見せた。

 第1、第2セットともに最初に相手のサービスゲームのブレークに成功し、主導権を握った。5本のエースを記録したサーブで優位に立ち、22本のノータッチのウイナー(決定打)をたたき込んだ。1、2回戦を「ダブルベーグル」と呼ばれる6―0、6―0で快勝し、3回戦で元世界1位のV・ウィリアムズ(米国)を退けて勢いに乗った。

 準決勝では今季ツアー開幕戦の深センオープンを優勝し、好調な李娜の挑戦を受ける。充実ぶりが光る25歳のスター選手は「彼女は昨年末に伸びた選手の一人。ハイレベルな戦いになる」と対戦を心待ちにした。

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