サントリー SH、SO交代ズバリ!逆転、完全V王手

[ 2013年1月20日 06:00 ]

後半38分、サントリー・ピシが右隅にトライを決める

ラグビートップリーグ

(1月19日 秩父宮ラグビー場)
 プレーオフ準決勝が行われ、サントリー(リーグ戦1位)が神戸製鋼(同4位)を38―19で下し、連覇に王手をかけた。前半9―19から、後半4トライを奪う猛攻で逆転。20日に行われる東芝(同2位)―パナソニック(同3位)戦の勝者と27日の決勝で対戦する。

 迷いのない指揮官の決断がゲームの流れを変えた。神戸製鋼に3つ目のトライを許し、6―19とされた前半33分。大久保監督は「サントリーのテンポじゃなかった」と、SHをデュプレアから日和佐、SOを小野からピシに代えた。日和佐は早いタイミングで次々とパスを供給して、ボールを動かした。アタックを繰り返して、本来のリズムを取り戻すと、後半は計4トライを奪取。変幻自在の突破で2トライを奪ったSOピシは「テンポを上げることを考えた。勝ててよかった」と喜んだ。

 ゲームをコントロールするハーフ団を前半途中から一気に入れ替える荒療治が効いての逆転勝利に、指揮官は「誰が出てもサントリーのラグビーができるのが強み」と胸を張った。史上初のリーグ戦から無敗での“完全優勝”まで、あと1勝だ。

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