「想定通り」日本人トップも 堀端“世陸内定タイム”届かず

[ 2012年12月2日 14:27 ]

33キロ付近で、トップ争いをする堀端宏行(手前)。右端はジョセフ・ギタウ

福岡国際マラソン

(12月2日 平和台陸上競技場発着)
 日本人トップの2位に入った堀端宏行(26)は「自信を持って走った。日本人トップは想定通り」と名門・旭化成の意地を見せつけた。

 レースでは先頭集団に入り、30キロ付近からスパートをかけて揺さぶったが「仕掛けて余裕がなくなった」と自らのペースも落とした。世界選手権の派遣設定記録「2時間7分59秒以内」にも25秒届かず、「見極める力はまだまだ。7分台を狙っていたので、8分台は正直言って悔しい」と反省の言葉を口にした。

 日本陸連専務理事の尾県貢氏は、堀端の走りについて「積極的に外国選手と渡り合い、常に前を狙っていくレースだった。今回の内容は今後につながる走り」と評価。旭化成監督で、陸連男子中長距離マラソン部長を務める宗猛氏は「絶好の条件で2時間7分台を出せなかったのは、今の日本男子マラソン界の実力」としながらも、「いい兆しも見えてきている。復活へ一歩ずつやっていきたい」と前向きに語った。

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2012年12月2日のニュース