NHK杯Vの浅田、羽生ら ソチでのファイナルに意欲

[ 2012年11月25日 18:56 ]

エキシビションで演技する浅田真央

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦のNHK杯で、シリーズ上位6選手によるファイナル(12月7、8日・ソチ)進出を決めた日本勢が一夜明けた25日、宮城県内で記者会見し、女子でGP2連勝の浅田真央(中京大)は「(ショートプログラムで)半歩前進して(フリーで)半歩後退。ソチでは五輪もあるし、同じ会場でモチベーションになればいい」とステップアップを期した。

 地元宮城でNHK杯を初制覇した男子の羽生結弦(宮城・東北高)は、緊張と重圧から解放された前夜に「胃が痛くなったり、興奮で目が覚めたりした」と告白。昨年4位のファイナルでは「表彰台に乗りたい」と意欲をのぞかせた。

 男子2位の高橋大輔(関大大学院)は「中国杯よりも格段に良くなっている。これからどんどん上がっていく」と手応えを口にし、女子2位の鈴木明子(邦和スポーツランド)は「ソチに行って(五輪に向けて)どんな気持ちになるか楽しみ」と思いをはせた。

 この日は上位選手によるエキシビションが行われ、羽生が大トリで熱演。フィナーレではリンクに東北の地図が映し出され、東日本大震災からの復興を願って日本勢が銀盤を舞った。

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