羽生調整上々4回転成功「自分を信じて滑る」

[ 2012年10月20日 06:00 ]

スケートアメリカに向け調整する羽生結弦

 フィギュアスケートのGPシリーズ第1戦スケートアメリカが19日(日本時間20日)に米ワシントン州シアトル近郊のケントで開幕する。18日は公式練習が行われ、世界選手権男子銅メダリストで17歳の羽生結弦(宮城・東北高)らが調整した。

 羽生はフリーの練習で冒頭の4回転トーループを決め「感触はいい」と納得の表情だった。昨年3位の小塚崇彦(トヨタ自動車)はジャンプの回転不足が目立ったが「やるべきことはやってきた」と話し、町田樹(関大)は軽快な動きを見せた。女子の今井遥(大東大)も氷の感触を確かめた。19日のショートプログラム(SP)の滑走順は羽生が最終10番目、小塚が7番目、町田は4番目となった。

 昨年のロシア杯以来のGP2勝目を目指す羽生は得意の4回転ジャンプなど、堂々とした滑りを見せ「自分がやってきたことを信じて滑りたい」と意気込んだ。練習拠点のトロントからは17日夜に到着する予定だったが空港の混雑でこの日にずれ込んだ。「到着したばかりでふわふわした感じはある」と言うものの調整に影響はなさそう。キム・ヨナ(韓国)を五輪女王に導き、今季から羽生を指導するオーサー氏は「向上心が旺盛な選手」などと素材の良さにほれ込んでいた。

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