中村美里、左膝治療で長期療養 16年リオ目指す

[ 2012年10月20日 06:00 ]

 ロンドン五輪柔道女子52キロ級で金メダルを期待されながら初戦敗退した中村美里(23=三井住友海上)が左膝の治療のため長期療養することが19日、分かった。

 関係者によると現役を続行し、2年後の世界選手権での国際大会復帰を視野に入れ、最終的に16年リオデジャネイロ五輪を目指すという。

 中村は3年前に左膝を負傷。前十字じん帯は断裂しており、今月12日に都内の病院で再建手術を受けた。経過は良好で来年以降、段階的に練習を再開する。

 中村は五輪初出場だった08年北京大会で銅メダル。世界選手権は09、11年に優勝し、10年は準優勝。ロンドン五輪は初戦の2回戦で金メダルのアン・グムエ(北朝鮮)に技ありを奪われ敗れた。

 全日本柔道連盟の吉村和郎強化委員長は「年齢的にも若いのだから、まだまだ頑張れる。ロンドンで負けたままでは終われないだろう。長く休んだ後にどれだけ試合勘を取り戻せるかが鍵となる」と話した。

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2012年10月20日のニュース