藍16位に後退 強風に戸惑いパットかみ合わず

[ 2012年10月20日 18:27 ]

 米女子ゴルフのハナバンク選手権は20日、韓国・仁川のスカイ72GC(6364ヤード、パー72)で第2ラウンドを行い、3位で出た宮里藍は75とスコアを落とし、首位のスサン・ペテルセン(ノルウェー)と10打差の通算3アンダーの16位に後退した。風が強く肌寒い天候。宮里は1番をバーディーで発進したが、ショットが乱れ、6番でダブルボギーをたたくなど振るわなかった。ペテルセンは68で回り、柳簫然(韓国)が5打差の2位、2連覇を狙うヤニ・ツェン(台湾)は6打差の3位につけた。17歳の金孝周(韓国)は16位にいる。

 穏やかだった前日から一転して強い風が吹き、コースは全く違う表情を見せた。その中でも宮里藍は2日続けて1番をバーディーで滑り出したが、6番(パー4)で歯車が狂った。

 左のラフからの第2打で、グリーン手前に刻むか迷った末に「うまく転がればピンまで届く」と7番ウッドを振った。これがグリーン左手前のバンカーにつかまり、結局ダブルボギー。「バンカーが見えていなかった。リスクの大きいクラブで打ってしまった」と選択ミスを悔やんだ。

 その後は「吹いたりやんだりして難しかった」という風に戸惑い、パットもかみ合わなかった。初出場の大会は、やはり一筋縄ではいかない。今季3勝目は遠のいたものの「うまく頭を使って頑張りたい」と、最終日に反省を生かす構えだ。(共同)

続きを表示

2012年10月20日のニュース