アザレンカ「信じられない」前年女王破り初の4強入り

[ 2012年9月6日 06:00 ]

女子シングルス準々決勝で初のベスト4入りを果たしたビクトリア・アザレンカ

テニス全米オープン第9日

(9月4日 ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)
 女子シングルス準々決勝は全豪オープン覇者で第1シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)が昨年優勝のサマンサ・ストーサー(オーストラリア)に6―1、4―6、7―6で競り勝ち、初のベスト4入りを果たした。全仏オープン女王のマリア・シャラポワ(ロシア)はマリオン・バルトリ(フランス)と対戦したが、第1セットの0―4で迎えた第5ゲーム途中で雨のために中断となり、5日に順延されることが決まった。男子シングルス4回戦は第4シードのダビド・フェレールが準々決勝に進出した。

 アザレンカは2時間23分の激戦でストーサーを振り切ると、歓喜の声を上げた。4大大会のシーズン2冠に向け、最初の難関を切り抜けた。雨による約1時間15分の中断を挟んだ第1セットを一方的に奪ったが、ストーサーの粘りに苦しんだ。第3セットのタイブレークは「弱気になっちゃ駄目」と自分に言い聞かせて攻め、5―5から2ポイントを連取した。初の4強入りに「信じられないくらいうれしい」と喜び、全米終了後の世界ランキングで1位を守ることも確定した。

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2012年9月6日のニュース