スコット悪夢4連続ボギー 18番で2メートル外す…

[ 2012年7月24日 06:00 ]

18番、パーパットを外しガックリのスコット

USPGAツアー 全英オープン最終日

(7月22日 英国リザムセントアンズ ロイヤルリザム・アンド・セントアンズ=7086ヤード、パー70)
 沈めればプレーオフ。18番。2メートルのパーパットをわずかに左に外したスコットはひざまずき虚空を見つめた。手が届きかけたメジャー初勝利を目前で逃し「本当にがっかりしている」と何度も何度も繰り返した。

 10アンダーまで伸ばした直後の15番から自滅した。2メートルのパーパットを外すと、続く16番は1メートルがカップに蹴られた。エルスが7アンダーでホールアウトした直後の17番では深いラフ、そして最終ホールはバンカーにつかまり4連続ボギーで終わった。

 13歳だった1993年、オーストラリア人の大先輩、ノーマンが全英を制したのをテレビで見てゴルファーになることを誓った。あれから19年、オーストラリア人としては、そのノーマン以来となる全英チャンピオンになる夢は消えた。端正なマスクの32歳は「最大のチャンスを逃してしまった。一日も早く立ち直って、次こそは成し遂げたい」と悲願のメジャー制覇への決意を語った。

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2012年7月24日のニュース