寺本 猛アピール代表最少1メートル40

[ 2012年7月24日 06:00 ]

平均台の練習を行う寺本明日香

 体操女子の日本代表が23日、試合会場のノースグリニッジ・アリーナ近くの会場で練習を行った。

 国内の試技会で、腰椎分離症による臀部(でんぶ)のしびれが再発した田中も参加。午前練習では5人全員が平均台と段違い平行棒をこなした。前夜のミーティングで「失敗したら(日本に)帰るぞ」とげきを飛ばしていた塚原監督も「おかげで誰も失敗しなかった」と仕上がり具合に満足感を示した。

 団体予選では各種目5人中4人が演技を行うが、同監督は「26日にある大会本会場での練習後にオーダーを決める」と話した。愛知・名古屋経大市邨高2年で初代表の寺本も代表最小の1メートル40の体を大きく使ってアピール。午後の練習では床の通し演技で大きなミスもなく終えた。「世界選手権と同じ雰囲気。目標とする団体総合での予選通過をしたい」と意気込む16歳。昨年10月の世界選手権で、跳馬の練習中に負傷した飯塚の代役で急きょ出場し、日本の五輪出場権獲得に貢献したミラクルガールが再び大仕事をやってくれそうだ。

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