全日本スキー連盟 会長の選任、有効が確定

[ 2012年7月19日 18:40 ]

 全日本スキー連盟(SAJ)で2010年10月の会長選任手続きに不備があったとして、会員18人が鈴木洋一会長と会長の推薦した理事5人がその地位にないことの確認を求めた訴訟で、最高裁第2小法廷(須藤正彦裁判長)は19日までに、会員側の上告を退ける決定をした。選任を有効とした二審東京高裁判決が確定した。18日付。

 二審判決によると、SAJは役員選出委員会が候補者を推薦し、最高意思決定機関の評議員会が会長を選任すると規定。役選委は鈴木会長を推薦していなかった。

 一審東京地裁は「原則として役選委の推薦を経ない選任は無効」と認定したが、二審は役選委が内部対立から十分機能しない状態だったと指摘。役選委での推薦は困難だとした評議員会の判断には合理的な理由があるとして「手続きに問題はあったが、特別な事情が認められ選任は有効だ」としていた。

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2012年7月19日のニュース