遼、全英へ最終調整「日本の一人の代表としてベストを」

３番、セカンドショットを放つ石川。キャディーバッグには日の丸が…

　メジャー第３戦の全英オープンは１９日、英国リザムセントアンズ、ロイヤルリザム・アンド・セントアンズで開幕する。石川遼（２０＝パナソニック）はロンドン五輪を翌週に控える中、金メダル級の活躍を誓った。

　石川は１８日は練習ラウンドを行い最終調整。「距離感が重要になる」とショットを入念にチェックした。キャディーバッグには日の丸が縫い付けられている。今大会は日本から８人の選手が出場しているが、「自分も日本の一人の代表としてベストを尽くしたい。頑張ればホーム（日本）の方も喜んでくれる」と語った。世界の強豪を相手に日本人選手は近年、メジャーで苦戦続き。石川自身も海外メジャーは４試合連続で予選落ちしている。「日本勢で頑張らなきゃいけないというのはあるけど、ゴルフは個人の戦い。誰が勝っても誰が何位でも僕が勝たないと同じ。僕が頑張りたい」と日本のエースとして“金メダル”を狙う。

　同じ英国で来週にはロンドン五輪が開幕。４年後から五輪の正式種目になるゴルフで石川が先陣を切って奮闘すれば、日本のスポーツ界全体も活気づく。日本の切り込み隊長の役割も担い大舞台に臨む。