大砂嵐ぶっつけ本番でも快勝 断食も大丈夫

[ 2012年7月14日 06:00 ]

呉錦(左)を突き出しで破った大砂嵐

大相撲名古屋場所6日目

(7月13日 愛知県体育館)
 エジプト出身でアフリカ大陸初の力士となった西序二段8枚目の大砂嵐(20=本名アブデルラフマン・シャーラン、大嶽部屋)が6日目から途中出場し、東序二段7枚目の呉錦(27=三保ケ関部屋)を立ち合いからの強烈な突っ張りで圧倒し、突き出した。

 左足首の蜂窩(ほうか)織炎の影響で発熱し、5日に名古屋市内の病院に入院。11日に退院したが稽古ができずにぶっつけ本番で土俵に上がった。今場所初白星に「良かったよ。勝ったことよりも土俵に戻れてうれしい」と笑顔。体重も15キロ落ちて130キロとなっただけに「50%の力です」とジョークを飛ばした。20日からイスラム教の慣例「ラマダン」(断食月)が始まるが、取組は1番だけ。「心配ない。残り4番全部勝ちます」と意欲満々だった。

続きを表示

2012年7月14日のニュース