稽古不足で調子上がらず…琴奨菊はイライラ

大相撲名古屋場所

（８日初日、愛知県体育館）
　大関琴奨菊は調子が上がらないまま本場所を迎えそうだ。５日は愛知県一宮市の佐渡ケ嶽部屋で大関琴欧洲と１５番連続で取って７勝８敗。簡単に後退して声を発するなど、自分へのいら立ちをあらわにした。

　稽古後は「うまく体の調子を見ながらやってきた。あとは感覚だけ」と冷静に話した。だが先場所に負傷した左脚の痛みもあって、稽古不足は否めない。「周りにとやかく言われているが、しっかり結果を出したい」と自分に言い聞かすように話した。