フェデラー、3年ぶり4強!貫禄ストレート勝ち

[ 2012年7月5日 06:00 ]

準決勝進出を果たし、ガッツポーズするフェデラー

ウィンブルドン選手権第9日

(7月4日 英ロンドン・オールイングランドクラブ)
 男子シングルス準々決勝で6度の優勝を誇る第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)は第26シードのミハイル・ユージニー(ロシア)に6―1、6―2、6―2で勝ち、3年ぶりに準決勝に進んだ。2連覇を狙う第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は第31シードのフロリアン・マイヤー(ドイツ)に快勝した。3日の女子シングルス準々決勝では第6シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)が前回女王の第4シード、ペトラ・クビトバ(チェコ)に勝ち、2年ぶりの4強入りを果たした。

 必死にボールを追う相手を尻目に、フェデラーの表情は涼しげなままだった。ウィンブルドンで6度の栄光を勝ち取ったフェデラーが、初の8強入りを果たしたユージニーに格の違いを見せつけた。最後はボレーで決めると、大歓声に包まれながら軽く拳を握り、爽やかな笑みを浮かべた。

 鋭いショットで大きく左右に揺さぶり、相手が崩れたのを見てはネットに出て簡単にポイントを重ねた。かつての名選手らが見守るセンターコートで、自らのサービスゲームを一度も破られない完勝だった。

 一昨年の全豪オープンを最後に4大大会優勝から離れている。次の相手は、世界ランキング1位のジョコビッチだ。「彼と試合するのは大好きだ。ここで試合するのは初めてだと思うが、間違いなくいい試合になるよ」と、得意の舞台での勝利に自信をのぞかせた。

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2012年7月5日のニュース