松山、マスターズ切符目指し初の全米アマ出場!

[ 2012年7月5日 06:00 ]

8月の全米アマチュア選手権に初出場することになった松山

日本アマチュアゴルフ選手権第2日

(7月4日 奈良県奈良市 奈良国際ゴルフ倶楽部=7077ヤード、パー72)
 東北福祉大3年の松山英樹(20)が8月13日開幕の全米アマチュア選手権(米コロラド州チェリーヒルズCC)に初出場することが4日、明らかになった。同大の阿部靖彦監督が明かしたもので、同大会の2位以上に与えられる来年のマスターズ出場権獲得を目指す。ストロークプレーで行われた第2ラウンドは出入りが激しく72。通算4アンダーの5位で、上位32人によるマッチプレーのトーナメントに進んだ。

 松山が3年連続マスターズ出場へ動きだす。昨年のアジア・アマチュア選手権優勝の資格で全米アマに初出場する松山は「マスターズに出たいので(出場する)権利があるのなら1つでも(その機会を)増やしたい。楽しみです」と話した。

 全米アマは世界最高峰のアマチュア大会。多くの一流プロがアマ時代に出場。ジャック・ニクラウスは2度優勝し、タイガー・ウッズは3連覇した。01年に清田太一郎が8強入りした例があるが、基本的に米国内での予選を勝ち上がらなければ出場できないため日本選手にはハードルが高い。

 競技は36ホールのストロークプレーの後、上位64人がマッチプレーのトーナメントを戦う。上位2人には翌年のマスターズと全米オープン、優勝者は翌年の全英オープンの出場権を与えられる。アマ世界ランク4位の松山なら上位進出の可能性は十分ある。

 この日は6バーディー、2ボギー、2ダブルボギーと荒れた展開。「後半からパットが意味不明だった。バーディーが増えたことはマッチプレー向きかな」と、3日目以降に気持ちを切り替えていた。

 ▽全米アマチュア選手権 第1回は1895年。過去の優勝者にはニクラウス、ウッズのほか“球聖”ボビー・ジョーンズ、アーノルド・パーマー、フィル・ミケルソンらがいる。日本選手では今田竜二、清田太一郎らが出場。04年には伊藤涼太が14歳1カ月で最年少出場(当時)。

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2012年7月5日のニュース