中学男子は関が秋夏連覇 女子は蛭田が2度目V

[ 2012年6月14日 06:00 ]

東北中学を制した関(右)と蛭田

平成24年度全国高校ゴルフ選手権東北大会・東北中学校ゴルフ選手権大会

(6月13日 青森・八戸カントリークラブ=高校男子6817ヤード、高校・中学女子6112ヤード、中学男子6668ヤード、パー72)
 1日競技の中学男子は関将太(山形・山形十3年)が5オーバーの77で秋夏連覇、女子は蛭田みな美(福島・鮫川3年)が2オーバーの74で2年ぶり2度目の優勝。男子は5位、女子は3位までが全国大会(8月5日開幕、三重・三重白山GC)への出場権を獲得した。2日間競技の高校個人男子は池田佑甫(宮城・仙台育英2年)が1オーバーの73、女子は武尾咲希(福島・会津学鳳3年)が1オーバーの73でそれぞれ単独首位。団体は男子、女子ともに東北がトップに立った。

 <中学男子>昨秋に続き東北中学の公式戦連覇を飾った関は「スコアには納得できないけど、率直にうれしい」とホッとした表情を見せた。前半を2オーバーで折り返したものの、後半の10、11番は連続3パットでダブルボギー、ボギーと苦戦。「消極的だったかもしれないけど、身の丈にあったプレーを心がけた」と堅実なプレーに徹し、残り7ホールを全てパーでしのぎ77。2位に1打差の辛勝だった。全国大会に向けては「2位や3位ではみんなの記憶に残らない。絶対に優勝したい」と中学日本一を目標に掲げた。

 <中学女子>「3年生だから勝ちたかった。優勝はうれしい」と言う蛭田が2打差で全国大会出場を逃した昨夏の悔しさを晴らした。スタートの1番でトリプルボギー、2番でボギーを叩きながらも「まだ巻き返せる」と気持ちを切り替えた。昨夏は残り2ホールで自滅。「1打の大切さを感じた。きょうは目の前の1打に集中した」とこの日は74でまとめ、精神面での成長が2年ぶりの優勝につながった。全国大会へ向けて「今はまだまだだけど、優勝したい」とさらなる飛躍を誓った。

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2012年6月14日のニュース