NBAファイナル第1戦 ホーム・サンダーが先勝

[ 2012年6月14日 06:00 ]

NBA決勝第1戦の試合中に談笑するサンダーの二枚看板、デュラント(左)とウエストブルック

 NBAの王者を決めるファイナルが12日にオクラホマシティーで開幕。地元のサンダー(西地区2位)が、36得点を挙げたケビン・デュラント(23)の活躍でヒート(東地区2位)を下して先勝した。サ軍はシアトルに本拠を置いていた旧スーパーソニックス時代に2度ファイナルに進出しているが、08年の移転後は初の大舞台。第2Qに一時13点を追う展開となったが、1万8000人の地元ファンの大声援に後押しされて試合をひっくり返した。

 後半に存在感を示したのはシーズンMVPのジェームズではなく3季連続で得点王となったデュラント。「監督(ブルックス)にもっとハードにプレーしろと言われ、その通りにやった」と、勝負どころの第4Qに17得点を集中して試合を決めた。前半不調だったウエストブルックも土壇場では息を吹き返し、後半は2人だけで41得点。ヒートの後半のチーム得点(40)を二枚看板だけで上回った。先発平均23・6歳という若いチーム。しかしウエストブルックは「強い意志をもったディフェンスだった」と自信を深めており、14日の第2戦でもエネルギッシュに動き回るだろう。

 ≪レブロン脱帽≫キャバリアーズ時代を含めファイナルでは自己最多の30得点を稼いだヒートのジェームズだったが、第4Qは7得点のみ。「彼らは最後の場面でミスをしなかった」とサンダーの強さを素直に認めた。ウェイドも「自分へのマークがきつかった」と相手の執ようなディフェンスに苦悩の表情。第2戦に向けて課題を残す結果となった。

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2012年6月14日のニュース