シャラポワ2年連続4強 4年ぶり世界ランク1位に王手

[ 2012年6月7日 06:00 ]

全仏オープン女子シングルス準々決勝、観客に投げキスをする第2シードのM・シャラポワ

全仏オープンテニス女子シングルス準々決勝

(6月6日 ローランギャロス)
 女子シングルス準々決勝で4大大会全制覇を狙う第2シードのマリア・シャラポワ(ロシア)がカイア・カネピ(エストニア)を6―2、6―3で下し、2年連続で4強入りした。第4シードのペトラ・クビトバ(チェコ)は予選から勝ち上がった世界ランキング142位のヤロスラワ・シュウェドワ(カザフスタン)に3―6、6―2、6―4で逆転勝ちし、初めて進んだ準決勝でシャラポワと対戦する。

 初対戦のカネピを退け、4強入りを決めたシャラポワはセンターコートのファンに投げキスで応えた。「この舞台でいいプレーができてうれしい。パリは本当にすてきな街」と上機嫌だった。赤土での動きの鈍さから「氷上の牛」と酷評されたかつての姿はなかった。ここ2、3日は小雨で湿度が高くなり、球足の遅さに悩む選手もいたが、太陽も出たこの日はシャラポワ向きの速い赤土に戻り、優位に試合を進めた。決勝に進出すれば4年ぶりの世界ランキング1位復帰となる。人気だけでなく、実力で“センター”の座を奪い返す好機だ。

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