外部役員3人が退任表明 伊藤理事「くたびれた」

[ 2012年1月27日 06:00 ]

退任が決まり記者会見する、日本相撲協会外部役員の(左から)伊藤滋理事、村山弘義副理事長、吉野準監事

 日本相撲協会の役員改選に伴って外部役員の3人が31日付で退任することを26日、表明した。理事会終了後、村山弘義副理事長(75=弁護士)、伊藤滋理事(80=早大特命教授)、吉野準監事(77=元警視総監)が会見。

 昨年の名古屋場所で理事長代行などを務めた村山副理事長は「相撲界に伏在した積年の問題が明るみに出て、世間から批判があった。改革、刷新が迫られ、いろいろな観点から改革に取り組んでた」と激動の3年3カ月を振り返った。八百長問題などの特別調査委員会の座長を務めた伊藤理事も「10年ぐらいの仕事をして、長くてくたびれた」と苦笑い。吉野監事は「公益法人認定へ宿題は残っているが、伝統文化を末代まで残してほしい」と話した。村山副理事長と伊藤理事は30日に行われる次期理事長互選の投票権を持つが、投票しない方向だ。

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2012年1月27日のニュース