米PGA ツアー参加資格改革案提示

[ 2012年1月27日 06:00 ]

 米PGAツアーのティム・フィンチェム・コミッショナー(64)がツアー参加資格の改革案を正式に提示した。12月に6日間行っている現行のツアーテスト(クオリファイング・スクール)を廃止。PGAの賞金ランキング125位以内に入れなかった75人と、下部ツアーのネーションワイド・ツアーの上位75人によるトーナメントを秋に3試合実施し、その中から50人に翌年のツアー参加資格を与えようというもの。

 ネーションワイドからは毎年、賞金ランク上位25人がPGAのツアー資格を得ているがこれも廃止される。実施されれば海外勢の新規参入が減少するのは必至。大学の有望選手であってもプロ転向後の最初の1年は下部ツアーからのスタートとなる。

 PGAでは選手の年金が高騰しており“人員削減”は至上命令。秋季大会でのスポンサー離れも深刻で、この問題を同時に解決する意味で、ツアーテストが改革の対象となっていた。

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2012年1月27日のニュース