鍋谷26得点!東九州龍谷、前人未踏“5連覇”達成

[ 2012年1月10日 06:00 ]

<東九州龍谷・氷上>第3セット、ブロックを決めガッツポーズの鍋谷(中央)ら東九州龍谷の選手

春高バレー女子決勝 東九州龍谷3-0氷上

(1月9日 東京体育館)
 バレーボールの全日本高校選手権最終日は9日、東京体育館で男女の決勝が行われ、女子の東九州龍谷(大分)は氷上(兵庫)を3―0で撃破し、4大会連続6度目の優勝を果たした。前身の選抜優勝大会を含めると“5連覇”となった。エースで主将の鍋谷友理枝(3年)が両チーム最多の26得点と活躍。男子は大村工(長崎)が創造学園(長野)を3―2で下し、8大会ぶり2度目の優勝を飾った。

 近い将来、日本代表を背負う大器が、圧倒的な存在感を見せつけた。東九州龍谷・鍋谷主将が両チーム最多の26得点と爆発し、チームを4大会連続優勝に導いた。高校3年間で選手権負け知らずのエースは「凄くうれしい。みんなが勝ちたい気持ちが強かったので、こういう結果になった」と歓喜の涙を流した。

 卒業後はVプレミアリーグのデンソーに進む。この日の試合を見守った女子日本代表・真鍋監督は「ディフェンスもオフェンスも完成されている。もっと上を目指してほしい」と絶賛。豪快なスパイクだけではなく、県大会でセッターでプレーするなど司令塔としての素質も備えており、東九州龍谷・相原監督は「(日本代表の)竹下を超えられる」と話した。

 大きな期待がかかる18歳は「全日本や大きな舞台で活躍できる選手になりたい」と明るい未来に思いをはせた。

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