男子 五輪出場に王手!宮崎「あと1勝で人生が変わる」

[ 2011年11月1日 06:00 ]

<日本―サウジアラビア>後半、シュートを放つ宮崎

ハンドボール・ロンドン五輪男子アジア予選第7日

(10月31日 韓国・ソウル)
 1次リーグB組2位の日本は、準決勝でA組1位のサウジアラビアに22―21で競り勝ち、24年ぶりの五輪出場に王手をかけた。準決勝のもう1試合はB組1位の韓国がA組2位のイランに33―25で快勝。日本は2日の決勝で韓国と対戦する。今大会の1位が五輪出場権を獲得し、2位は来年4月の世界最終予選に回る。

 残り1分を切り、2点差に突き放すシュートが決まると、ベンチも総立ちで喜びを爆発させた。息が詰まるような接戦を制して決勝の舞台にたどり着き、末松主将は「内容は良くなかったが、勝ててよかった」と言葉に実感を込めた。

 守備が機能した。組織的な動きで相手のミスを誘い、前半を9点に抑えた。後半は攻撃がちぐはぐになり、一時は18―18と追い付かれたが、守備は崩れずに耐え抜いた。

 1次リーグ初戦で韓国に18―31で大敗した。精神的なダメージは大きかったが、続く中国戦では逆転勝ち。苦しみながらも立て直してきた。

 中東勢に有利な判定が目立った「中東の笛」問題で異例のやり直しとなった北京五輪アジア予選では韓国に五輪出場を阻まれた。エース宮崎は「あと1勝で僕らの人生が変わる。全てを懸ける」と宿敵との再戦に闘志を燃やした。

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2011年11月1日のニュース