室伏 石巻の“教え子”に金約束「頑張る姿を見せたい」

[ 2011年11月1日 06:00 ]

門脇中を再訪し、寄せ書き入りの日の丸を生徒と一緒に広げる男子ハンマー投げの室伏広治選手(中央)

 今夏の陸上世界選手権(韓国・大邱)の男子ハンマー投げで金メダルを獲得した室伏広治(37=ミズノ)が宮城・石巻市立門脇中を訪問した。

 同市は東日本大震災で大きな被害を受け、室伏は6月13日に同中で一日体育教師を務めた。その際に生徒から激励されたこともあり、この日優勝を報告した。全校生徒ら約500人を前に、「ロンドンで優勝できるか分からないけど、全力で頑張る姿を見せたい」と12年ロンドン五輪での奮闘を誓った。

 世界選手権前に生徒から贈られたメッセージ入りの日の丸は、「永久に保存しないといけない」という宝物だ。世界選手権の際、選手村の壁に飾っていたほどで来年2月からの米国合宿に持参するプランもある。同中との交流は今後も継続する方針。来年の訪問時の手土産は、五輪の金メダルで決まりだ。

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2011年11月1日のニュース