山口国体が開幕 被災3県、入場行進で感謝の横断幕

[ 2011年10月1日 17:00 ]

山口国体の総合開会式で、復興支援への感謝を記した横断幕を手に入場行進する東日本大震災被災地の福島県選手団

 第66回国民体育大会「おいでませ!山口国体」は1日、天皇、皇后両陛下をお迎えして山口市の山口県維新百年記念公園陸上競技場で総合開会式を行い、開幕した。

 今大会は「東日本大震災復興支援」を冠し、式では岩手、宮城、福島の被災3県の選手団が支援への感謝を記した横断幕を掲げて入場行進した。バレーボール少年男子の藤中謙也(山口・宇部商高)と山岳少年女子の小田桃花(山口・防府高)は「力強い復興に向け勇気と希望が湧き上がるよう、競技できる喜びと感謝を胸に一生懸命競技する」と選手宣誓。卓球のロンドン五輪女子代表、石川佳純(山口・全農)らが炬火台に点火した。

 大会は47都道府県から選手ら2万人以上が参加し、2日から11日まで競技を行う。昨年の千葉国体で選手の参加資格違反が発覚した山口は、48年ぶりの地元開催で初の天皇杯(男女総合優勝)獲得を狙う。

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2011年10月1日のニュース