カーワン・ジャパン アレジで20年ぶりW杯勝利だ

[ 2011年9月20日 06:00 ]

キックの練習をするアレジ

 ラグビー日本代表は19日、合宿地のケリケリで練習を再開し、第3戦となる21日のトンガ戦の出場メンバーを発表した。初戦(10日)のフランス戦からケガの2選手だけを代えたベストメンバーで、91年大会のジンバブエ戦(52―8)以来20年ぶりのW杯勝利を目指す。

【W杯特集・動画も 1次リーグ】

 控え組で挑んだ前戦ニュージーランド戦で大敗したショックはない。2勝を目標に掲げるジョン・カーワン・ヘッドコーチはトンガ戦に向け「ビッグゲームになる。マストウイン(勝たなければならない)。W杯ファイナルと同じ気持ちで戦う」と一戦必勝を期した。

 善戦したフランス戦からNo・8ホラニとCTB平はケガで外れたが、9人が先発に復帰した。トンガも日本が28―27で制した7月の対戦から先発メンバー10人が入れ替わってベストメンバー。ニュージーランド戦を休養したSOアレジは「フレッシュな状態だ」と調子はいい。

 アレジはフランス戦で2トライ、1G、3PGと全21得点。日本代表のW杯最多記録である栗原(NTTコミュニケーションズ)の40得点、朽木英次氏の4トライの更新に狙いを定め「ガンバリマス。僕がトライすればチームのヘルプになる」と語った。

 ノースランド地区のファンガレイは忘れられない場所だ。01年の国内州選手権でノースランドのアレジはオークランド相手に逆転ゴールを決め44―43と大金星を奪った。いまだに地元ファンから愛される男は「あのスタジアムにはいい思い出がある」。あれから10年。今度は、日本を20年ぶりの勝利に導いて、名を残す。

続きを表示

2011年9月20日のニュース