伊藤座長 情けに流されず処分する 達成度は「0パーセント」

[ 2011年3月25日 22:30 ]

 【八百長問題特別調査委員会】

 この日も2時間を超える会合を終えた伊藤座長は、疲れた様子も見せずに記者会見に臨んだ。

 ――調査も大詰め。

 (業者が解析中の)2台の携帯電話の結論が4月半ばに出る。その2台からとんでもない話が出るとは考えられないが、携帯には事実がいっぱい入っている。特別調査委はその結果が出るまで継続する。

 ――関与者の認定作業は終わった。

 (人数は)変わらない。4月1日に増やしたり減らしたりしない。

 ――関与を否定している力士も処分する。

 これが(調査を担当した)約40人の弁護士が一番苦労したところ。提訴されれば、民事だからやらざるを得ない。

 ――力士らによってそれぞれ処分は違うのか。

 幅はある。おれたちも情けはあるから。情けに流されないように、踏みとどまりながら決めた。

 ――調査の達成度は。

 「0パーセントかな。お金をたくさんもらって1年くらいかけて、警察のような捜査権を持っていたらもっとやれた」

続きを表示

2011年3月25日のニュース