「夢先生」被災の全小学校を訪問へ

[ 2011年3月25日 17:32 ]

 日本体協と日本オリンピック委員会(JOC)が東日本大震災の長期的な復興支援に向け、日本サッカー協会(JFA)と連携して被災した全小学校をスポーツ選手が訪問するプロジェクトを開始することが25日、分かった。五輪メダリストなどトップ選手が「夢先生」として教壇に立つ計画という。

 4月に日本体協会長に就任する張富士夫氏やJOC幹部と東京都内で協議したJFA関係者は「被災地の状況を見ながら、6月をめどに始めたい。500校、1500クラスを目標に、スポーツ界を挙げた特別プログラムを組む」と説明。事務局を設置し、プロ野球などにも呼び掛けていく。

 JFAが2007年から子どもの健全育成のために展開する「こころのプロジェクト」は現役Jリーガーや元選手が小学校の高学年に夢の大切さを説き、これまでに約2600回の授業を実施した。発案者の川淵三郎JFA名誉会長は「4年間で培ったメソッドを体協やJOCにも使ってもらい、スポーツ界全体で被災地を支援したい」と述べた。

続きを表示

2011年3月25日のニュース