白鵬が際どく全勝キープ!1敗は把瑠都、琴欧洲に

[ 2011年1月17日 19:02 ]

白鵬は突き落としで豊真将を下す

 大相撲初場所9日目(17日・両国国技館)横綱白鵬は平幕の豊真将に攻め込まれながら、際どく突き落として全勝で単独トップをキープ。関脇琴奨菊、平幕の若の里、栃乃洋が2敗に後退したため、1敗は把瑠都と琴欧洲の両大関に絞られた。把瑠都は日馬富士との大関同士の一戦を押し倒しで制し、琴欧洲は徳瀬川を寄り切り、ともに勝ち越した。かど番の日馬富士は3敗目。魁皇は琴奨菊をはたき込み、6勝目を挙げた。関脇稀勢の里も6勝目。小結栃煌山は7敗目を喫した。

 白鵬は珍しく、冷や汗ものの勝利だった。豊真将のいなしに大きく体が泳いでピンチ。向かってくる相手を反射的に突き落とし、辛くも全勝を守った。焦ったかと聞かれ「そりゃ、もうね。(白星は)神様からもらったんじゃないかな」と、大きく息を吐いた。

 この日朝から風邪気味で、鼻水が出てきた。取組への影響について「まあ、(鼻水が)出てくるからね。疲れてたんでしょう。去年の分が今ごろ出てきたのかもしれない」。一人横綱で角界を引っ張る白鵬が、場所中に疲れを口にするのも異例で、今後も気になる。

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2011年1月17日のニュース