男子は篠原組がV4 女子は逢野組が初優勝

[ 2011年1月17日 06:00 ]

優勝した男子の(左から)小林、篠原ペアと女子の逢野、海江田ペア

 スポニチ主催第51回ルーセントカップ東京インドア全日本ソフトテニス大会は16日、東京体育館で行われ、男子は篠原秀典(日体桜友会)小林幸司(ミズノ)組が予選リーグから圧倒的な強さを見せ、決勝は1ゲームも与えず大会初の4連覇。女子は逢野祐子(NTTドコモ四国)海江田佐奈美(ヨネックス)組が杉本瞳、森原可奈(東芝姫路)組に競り勝ち、初優勝を飾った。

 <男子>チャンスと見れば2人ともネットに詰めるダブルフォワードのパワーがさく裂。篠原組は予選リーグから決勝まで5試合で落としたゲームはわずか2。篠原は「4連覇は狙っていましたが、スコアほど楽ではなかった」と振り返ったが、決勝も25分でケリをつけた。ペアを組んで4年目。昨年11月のアジア大会では銅メダルを獲得し「2人の形が確立した」と自信もついた。今年の目標は初の天皇杯制覇と秋に予定される世界選手権での金メダルだ。

 <女子>1メートル67の逢野と1メートル70の海江田は長身を生かした強打、スマッシュで初優勝。「いつももう一歩で悔しい思いをしてきたが、きょうは最後まで打ち切れた」と2人とも涙が止まらなかった。昨年の全日本は3位で、昨秋のアジア大会は代表漏れ。「代表を倒して優勝したい」の願い通り、準決勝では上原組、決勝では杉本組と、今大会は別ペアとなったアジア大会金メダリストを連破した。26、27歳でベテランの域だけに、最後は「年齢を気力でカバーした」と笑顔も見せた。

続きを表示

2011年1月17日のニュース