撤退から2年 久しぶりの“丸ちゃんスマイル”「ビッグなお年玉」

[ 2011年1月17日 16:59 ]

ソニー・オープンソニー・オープン最終日

(1月16日 米ハワイ州ホノルル・ワイアラエCC 7044ヤード、パー70)
 9年間戦った米ツアーから撤退して2年がたつが、丸山茂の「技」はまだ健在だ。13年連続出場で知り尽くしたコースを最終ラウンドは69で回り、7位。米ツアーでは2年ぶりのトップ10に食い込み「優勝には届かなかったが、大崩れしなかった。うれしい。もちろん優勝は意識したけど、やはり米ツアーは甘くない。その中で耐えた自分に自信を持った。最終日、最終組で回れたのは想定外、ビッグなお年玉」と、36ホールの長丁場だった最終日を満足そうに終えた。

 首位タイでスタートした第3ラウンドは出だしからショットが乱れ、「ほとんど奥に切ってあって距離が長かった」と振り返る難しいピンの位置にも苦しんだ。だが、持ち前のショートゲームでパーセーブを重ねた。首位と3打差で迎えた最終ラウンドも我慢のゴルフを続けたが、終盤は惜しいパットが決まらず、追い上げられなかった。

 それでも、「推薦をくれた主催者や、応援してくれるファンのために頑張りたかった」と言うように、今大会は7人が出場した日本勢でただ1人の決勝ラウンド進出。出場するかどうかは未定だが、この日のトップ10入りで2週間後のファーマーズ・インシュランス・オープンの出場権も獲得した。

 「まだまだやれる。オフにしっかりと体を作って、日本ツアーにしっかり臨みたい」。久しぶりの“丸ちゃんスマイル”で4月に開幕する国内ツアーを見据えた。(共同)

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2011年1月17日のニュース