福田けん引65!沖学園アベック首位発進

[ 2010年8月4日 06:00 ]

<全国高校ゴルフ選手権大会初日・高校女子団体の部>8バーディー1ボギーの65で初日を終えた沖学園・福田真未

 スポニチ主催文部科学大臣旗争奪平成22年度全国高等学校ゴルフ選手権第31回団体の部、全国中学校ゴルフ選手権男子(第18回)女子(第3回)団体の部第1日は3日、高校男子は茨城県常陸大宮市 静ヒルズカントリークラブ(6960ヤード、パー71)中学男子は茨城県笠間市 宍戸ヒルズカントリークラブ(6821ヤード、パー72)高校女子・中学女子は同(6341ヤード、パー72)で4人中上位3人のスコアで争われ、高校男子は沖学園(福岡)、日章学園(宮崎)が213で並びトップ。女子も7アンダー65をマークした福田真未(3年)の活躍で沖学園が212と、2位の岩瀬日大(茨城)に7打差をつけて首位に立った。中学男子は杉並学院(東京)、女子は沖学園がリード。いずれも4日の最終ラウンド18ホールで争われる。

 高校女子で初優勝へ絶好のスタートを切った沖学園の原動力となったのがエース福田だ。「ショットが良く、アイアンの距離感も合っていた」。1番をバーディーでスタートすると、3番から3連続を含む8バーディー(1ボギー)を奪い、この日ただ1人の60台となる65をマークした。

 JGA(日本ゴルフ協会)のナショナルチームメンバーで、7月の女子プロゴルフツアー、スタンレー・レディースでは44位となるなどその実力は折り紙つき。11月には2011年度プロテストの1次予選に挑戦する予定だ。2年生だった昨年の大会では個人戦で優勝しながら、団体戦では初日に80を叩き、3位に甘んじる結果となった。それだけに「昨年はメンバーに迷惑をかけたので、今年は個人連覇より団体初Vが目標」と言い切った。

 <高校女子 初出場の岩瀬日大が2位>唯一の初出場校で地元の岩瀬日大が7打差の2位につけた。ゴルフ部ができて2年目。昨年はメンバーが2人だけだったため出場できなかったが、今年は4人をそろえ関東大会4位で念願の全国出場を果たした。個人戦シード権を持ち、団体でもリーダーの井上は72。「チーム、個人とももう少し伸ばしたかったけど」とやや不満そうだが「地元だし、最終日は赤字(アンダー)を出したい」と初出場、初優勝を狙っていた。

 <高校男子 時松66で王手>連覇に王手をかけた沖学園の殊勲者は、2年生の時松源蔵だった。3つのロングホールすべてでバーディーを奪うなど、5バーディーでベストスコア66をマーク。「いつも心がけているボギーを打たないこと、それができたことで満足している」と納得の笑顔だった。九州大会では絶不調だったが、3日前にスイングを修正して復調。昨年65を出して優勝に貢献した時松が「今年も…」と連覇を誓っていた。

 <中学男子 杉並学院3人が70台でトップ>杉並学院は3人が70台でまとめてトップに立った。チームのベスト、74をマークした1年生の篠は「目標だった75をクリアできました。パターが良かった」とうれしそうに話した。チームは14回大会から3年連続2位で、昨年は3位と、あと一歩優勝に手が届いていない。それだけに3年連続出場で、76に終わった加治屋は「トップはうれしいが、個人的には不満。全員が優勝しかないと思っているので」と表情を引き締めていた。

続きを表示

2010年8月4日のニュース