31日独立委、親方5人がオブザーバー出席

[ 2010年7月31日 06:00 ]

 日本相撲協会の改革案をまとめる「ガバナンス(統治)の整備に関する独立委員会」に議決権のないオブザーバーとして5人の親方が出席することになった。31日の第3回会議(東京・両国国技館)から参加する。

 親方は5つの一門から1人ずつで、出羽海一門は春日野親方(元関脇・栃乃和歌)、二所ノ関一門は湊川親方(元小結・大徹)、立浪一門は春日山親方(元幕内・春日富士)、時津風一門は勝ノ浦親方(元幕内・北勝鬨)、高砂一門は大山親方(元幕内・大飛)が選ばれた。
 第3回会議では暴力団排除対策など、罰則付きの禁止規定原案を協議し、協会に提出する最終案を作成。また、違法賭博や過去に週刊誌などで報じられてきた八百長相撲に対しても、禁止規定を設ける見込み。さらに暴力団関係者の観戦で問題となっている維持員席については管理の見直しを要望する。また30日、死亡した維持員の席を相撲案内所がそのまま引き継いで販売する事例が一部で報じられたが、ある委員は「その件は今まで議題になったことはない。ただ、維持員の名簿は前回の会議までに提出されているので検証していくだろう」と話した。

続きを表示

2010年7月31日のニュース