理事長は外部から 奥島座長が私案を披露

[ 2010年7月31日 18:00 ]

 日本相撲協会のガバナンス(統治)の整備に関する独立委員会の奥島孝康座長は31日、理事長人事について報道陣に「改革がある程度進むまで、当面は外部理事にやってもらいたい」と私案を披露した。高血圧などで療養中の武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)に代わり、特別調査委員会の村山弘義委員(元東京高検検事長)が代行を務めている。

 奥島座長は武蔵川理事長を「改革に対する意欲があり、信頼感を持っている」と評価したものの「(65歳の)定年が近いという年齢的なこともあり、復帰してもどうか。恐らく(後任に)代わるだろう」と予測した。外部の起用を要望する理由として「プロ野球でもどこでも、ほとんどは外部の人間がトップ。代行などではなく、利害関係のない外部委員がリーダーシップを発揮するべきだ」と話した。
 武蔵川理事長は、8月10日ごろに復帰予定。独立委の木暮浩明委員は「この状況でバランスよく対応できるのは武蔵川理事長しかいない」と意見した。

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2010年7月31日のニュース