遼 今大会初の60台も「時、既に遅し」

[ 2009年10月26日 06:00 ]

<ブリヂストンオープン最終日>5番のティーグラウンドで天を仰ぐ石川遼

 【ブリヂストン・オープン最終日】最終日にようやく“らしさ”を見せた石川は、うれしさ半分、悔しさ半分の様子だった。バーディーラッシュでの67というスコアに満足感を漂わせつつも、「“時、既に遅し”という言葉がぴったりだった」と優勝争いに絡めなかったことを残念がった。

 前半の16番パー5ではドライバーで“御神木越え”に成功してバーディーを奪うと、18番パー5でもピン手前5メートルに2オンしてイーグルと見せ場をつくった。新たに取り組み始めたスイング改良がようやくショットにつながり、前年覇者として臨む今週のマイナビABC選手権(29日開幕、兵庫・ABCゴルフ倶楽部)に弾みをつけた。
 一方で、賞金王争いについては「池田さんや片山さんと比べると安定感では雲泥の差がある。そこまで自信はないけど、そういう立場にいるので思い切ってやろうかな」と慎重なセリフ。「まだ試合はある。今週優勝争いできなかった悔しさはあっても、ランキングで抜かれた悔しさはないと思う」と話し、池田の優勝が決まる前にコースを後にした。

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2009年10月26日のニュース