3大会連続の五輪へ、越「人生懸けるつもり」

[ 2009年10月13日 15:08 ]

 スケルトンで3大会連続の五輪出場を目指す男子の越和宏(システックス)は陸上でのトレーニングに一区切りをつけ、氷上で臨戦態勢を整える時期に入った。今後は米国のコースで練習した後、11月初めに五輪本番会場での公式練習に参加し、感覚を養う。その後米国でワールドカップ(W杯)開幕を迎える。

 12月23日に45歳になるベテランは日本代表になるために、一つの条件を突きつけられた。W杯第4戦までで世界ランキング13位に入ること。日本の若手との実力差を示さないといけない。「そのぐらい簡単にクリアするぐらいでないと、五輪のシナリオにメダルは入ってこない」と燃える。

 ▼越和宏の話 ロスの少ないそりの押し方ができるようになり、9月の全日本プッシュ選手権(長野市スパイラル)では自己ベストを出せた。ただ陸上で良かったからといって冬も大丈夫と思うと、大きな痛手を食らう。氷の上ではもっと速くなるので、脚をより回せるようにしたい。次のソチ五輪は49歳。誰が見ても今回が最後の五輪挑戦でしょう。トリノ五輪は2回目の失敗がなければ銅メダルを取れた、という心残りがある。それが今のモチベーション。人生を懸けるつもりでやっている。課題のスタートが安定し、状態はこれまででも一番いい。もしかしたら、おっさん、やるかもしれませんよ。

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2009年10月13日のニュース