伊達「彼女は私の2番目の子でもいいくらい」

[ 2009年10月9日 06:00 ]

<楽天ジャパンオープンテニス>第2セット、39歳の伊達公子は強烈なバックハンドで15歳のディアスを圧倒する

 テニス楽天ジャパン・オープン第4日は8日、東京・有明テニスの森公園で行われ、下部ツアーとして実施されている女子のシングルス2回戦で、39歳のクルム伊達公子(エステティックTBC)が15歳のザリナ・ディアス(カザフスタン)をストレートで下し、準々決勝進出を決めた。第2シードの森田あゆみ(19=キヤノン)はストレート負けで敗退。男子シングルス2回戦では、第2シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(24=フランス)が逆転勝ちで準々決勝へ進んだ。

 クルム伊達は24歳年下のディアスにわずか3ゲームしか与えなかった1時間10分の圧勝に、苦笑いを浮かべた。「彼女は私の2番目の子でもいいくらい。(小浦)コーチから“年齢のことを一切考えるな”と言われていたので気持ちの整理はついていました」。38歳だった3月に16歳のクリスティナ・マクヘイル(米国)と対戦したが、それより若い相手に付け入るすきを与えなかった。
 試合前に勝負は決まっていた。朝の練習を見て「フォアにミスが多くて安定感がない」と相手の欠点を見破った。屋根が閉じられたセンターコートでの試合で台風18号の影響もなく、的確なコースへのショットを次々と決めた。今大会はエース格の森田が敗退し、クルム伊達にかかる期待は大きい。「一戦一戦しっかりやって、日曜(決勝)に笑いたい」。96年以来13年ぶり5回目の優勝しか見えていない。

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2009年10月9日のニュース