このままじゃ終わらない!遼くん、ノーマンに恩返しを

[ 2009年10月9日 16:01 ]

第1日、主将のグレグ・ノーマン(左)とコースを歩く石川遼

やっぱりスゴい…遼くん組、ウッズ組に完敗

遼くん ウッズ組の強さに脱帽

 【プレジデンツ・カップ】男子ゴルフの対抗戦、プレジデンツ・カップ第1日の8日、世界選抜の石川遼は、世界ランキング1位、ウッズのいる米国選抜の組に完敗した。だが、悔しがる石川をノーマン主将は、しっかり肩を抱いて励ました。「リョウ(石川)は素晴らしいプレーをした」と18歳をたたえた。
 ノーマンはプレー中も何度となく石川のもとに駆けつけた。絶好調のウッズにたたきのめされ、落ち込む姿に「これは学んでいく過程。今は苦しいかもしれないが、将来必ず実になることだ」とアドバイスしたという。
 ゴルフ界のリーダーの一人であるノーマンが、石川を主将推薦で選んだのは、ゴルフ界への影響を考えてのこと。メジャー優勝経験のあるオギルビー(オーストラリア)をペアの相手に選んだのも「素晴らしい指導者でもあり、リョウが落ち着いてプレーができるだろう」という親心からだった。
 一つのボールを2人で交互に打つフォアサムでは戸惑いを口にした石川も、おのおののボールを打つ第2日のフォアボールには「自分のミスは自分でカバーできるので、少しは気持ちが楽かもしれない」。パートナーは、アジア男子初のメジャー覇者、Y・E・ヤン(韓国)。米国は今大会最年長のペリーとオヘアの強力ペアだが「何としてもキャプテンのもとにポイントを持って帰りたい」と恩返しを誓った。(共同)

続きを表示

2009年10月9日のニュース