屈辱…朝青龍に舞の海がダメ出し「優勝は白鵬」

[ 2009年9月3日 06:00 ]

格下の栃ノ心相手に3勝3敗を喫した朝青龍

 横綱・朝青龍(28=高砂部屋)が2日、墨田区内の春日野部屋へ出稽古した。幕内・普天王から春日王、栃煌山と5番連続で白星を挙げたが、続く東前頭筆頭の栃ノ心にはあっさり寄り切られ「あー、くそーっ!」と怒声を張り上げた。その後も上手投げで転がされるなど、格下相手に3勝3敗の五分。通算でも8勝3敗に終わった。

 右ひざを負傷しているとはいえ稽古不足は歴然。春日野親方(元関脇・栃乃和歌)は「力は誰でも落ちるけど、なだらかに落ちるもの。急だからね…右肩下がりだよ。(稽古を)やらなきゃ強くならない」とバッサリ。“犬猿の仲”の元小結の舞の海秀平氏からも「優勝は白鵬関が盤石で厳しい」とダメ出しされた。
 醜態をさらした朝青龍は付け人を使って「きょうは何もないから早く帰れ」と報道陣に八つ当たりするのが精いっぱい。秋場所(13日初日、両国国技館)に向け不安を露呈した。

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2009年9月3日のニュース