森田あゆみ またも4大大会初勝利お預け

[ 2009年9月3日 06:00 ]

女子シングルス1回戦、ソラナ・チルステアに敗れた森田あゆみ

 全米オープンテニス第2日は1日、ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで行われ、女子シングルス1回戦で森田あゆみ(19=キヤノン)は第24シードのソラナ・チルステア(19=ルーマニア)に1―6、3―6で完敗、4大大会6度目の挑戦で初勝利はならなかった。これでシングルスの日本勢は全員敗退。右肩手術から復調してきたマリア・シャラポワ(22=ロシア)はストレート勝ちし、昨年の全仏を制した第11シードのアナ・イバノビッチ(21=セルビア)は1回戦で姿を消した。

 日本のエースとして挑んだ森田は初戦敗退。またも4大大会での初勝利はお預けとなった。対戦したチルステアは同じ1990年生まれ。しかし、今年の全仏で8強入りした強敵でスピードとパワーは予想以上。第1サーブの確率が48%では、このレベルの選手を相手にサービスキープは苦しい。両セットとも2ゲームずつブレークを許し「勝つにはまだ力が足りない」と声を落とした。
 8月3日付の世界ランキングで杉山愛(34=フリー)を抜き、初めて日本人のトップに浮上した。しかし、まだ69位の発展途上。「杉山さんが落ちたことで入れ替わっただけのこと。自分が勝って上にいけたらもっと良かった」。今年は初めて4大大会すべてに参戦したが、1勝もできなかった。「いいショットを打ち続けないと勝てない。今年の経験を来年に生かしたい」。真のエースへの道はまだまだ遠い。

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2009年9月3日のニュース