玉ノ井親方が定年「約50年、幸せです」

[ 2009年9月3日 06:00 ]

最後の指導を終え、弟子や息子の栃東親方(手前左)と記念写真に納まる玉ノ井親方

 大関・栃東らを育てた玉ノ井親方(65、元関脇・栃東=本名・志賀駿男)が2日で日本相撲協会の定年を迎え、東京・足立区の玉ノ井部屋で師匠として最後の指導を行った。午前10時39分、稽古を終えた力士から花束を受け取ると「あしたからは栃東が継承するが、これからも自分に厳しくな」と最後の訓辞。そして「16歳で入門して約50年、夢を追いながらの人生だったが、幸せです」としんみり話した。この日、3日付で息子の栃東親方(元大関)の部屋継承が、持ち回り理事会で承認され「早く関取を出し、個性ある力士を育ててほしい」と新師匠に期待を寄せた。

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2009年9月3日のニュース