森田 4大大会初勝利ならず

[ 2009年5月27日 06:00 ]

 全仏オープンテニス第3日は26日にパリ・ローランギャロスで行われ、女子シングルス1回戦で第5シードのエレナ・ヤンコビッチ(24)がストレート勝ちし、2回戦へ進出した。25日の同1回戦で森田あゆみ(19)はタチアナ・ガルビン(31)に5―7、5―7で競り負け、4大大会初勝利はお預け。これでシングルスの日本勢は全員敗退した。(パリ・山口奈緒美通信員)

 4度目の4大大会本戦出場となった森田は1勝の難しさを思い知らされた。第1セットは5―5で迎えたガルビンのサービスゲームで7回もジュースで粘ったが、ブレークできず。第2セットは2度も先にブレークしたが、いずれも突き放せなかった。12歳年上の相手は粘り強く、大事な場面でミスがない。前週のツアー初の4強入り時に痛めた左太腿をテープで巻いて奮闘した森田は「あとは攻めるショットの確率を上げ、次のチャンスで生かしたい」と話した。

 ≪ヤンコビッチが無難に発進≫「無冠の女王」返上へ元世界ランキング1位のヤンコビッチが無難に発進した。雨による約2時間の中断を挟んで、昨年16強の難敵チェトコフスカにストレート勝ち。深い位置からでも打ち抜ける破壊力抜群のストロークを相手コートに突き刺した。全仏は2年連続で4強入り。4大大会初制覇へ「いいスタートを切れた。特に第1セットは良かった」と及第点をつけた。

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2009年5月27日のニュース