徳瀬川が桐山部屋初の関取に/名古屋場所新番付

[ 2009年5月27日 11:22 ]

 日本相撲協会は27日、東京・両国国技館で名古屋場所(7月12日初日・愛知県体育館)の番付編成会議を開き、西幕下2枚目だった夏場所を7戦全勝で優勝した徳瀬川(25)=本名バダムサンボー・ガンボルド、モンゴル出身、桐山部屋=が新十両となった。1995年2月に創設された桐山部屋からは初の関取。琴禮(27)=本名椎葉巨樹、福岡県出身、佐渡ケ嶽部屋=も新十両を果たした。

 再十両は元幕内の北桜(37)=本名向英俊、広島県出身、北の湖部屋=。37歳6カ月での十両復帰は大潮の39歳5カ月に次いで戦後2番目の高齢記録となる。
 年寄「小野川」を襲名した元幕内の潮丸のほか、幕下以下の力士16人の引退も発表された。

 来日してから約6年で関取の座を射止めたモンゴル出身の徳瀬川は27日、東京都荒川区の桐山部屋で記者会見し「右ひじの靱帯を切ったり腰を痛めたりした。でもコツコツやってきた」と、うれしさをかみしめた。
 桐山親方が1995年に部屋を興してから初の関取誕生。桐山親方は「もう関取は出ないかなと思っていた」と、目を潤ませながら感慨に浸った。
 同親方の指導は厳しい。現在、徳瀬川は部屋でトイレ掃除の担当。これで免除されると思いきや「正式な番付発表は名古屋場所前。それまでは、しっかり便所掃除をさせる」と手綱を締めた。

続きを表示

2009年5月27日のニュース