“ニート”卒業!太田 就職先絞った

[ 2008年9月11日 06:00 ]

同大で銀メダルをかけ勝利報告する太田

 北京五輪のフェンシング男子フルーレ個人で銀メダルに輝いた太田雄貴(22=京都ク)が10日、母校の同大と龍谷大平安高を訪れ、メダル獲得を報告した。今春に同大を卒業後は五輪へ集中するため就職しなかったが、北京後は各企業からオファーが殺到。その中から「五輪の結果を受けてから近寄ってきた会社ではない」という都内の企業に進路を絞り込んだことを明かし、「10月末には発表できると思う」と話した。2012年ロンドン五輪を見据えた契約だそうで「ロンドンまでしっかり見てくれる会社。単年契約なら却下したと思う」と説明した。

 また、将来的には両親と同じく教員になることを目指しており、社会人枠での大学院進学も希望。「2010年度生として入る可能性が高い」と“二足のわらじ”を履く考えも明らかにした。

 ≪“凱旋試合”は大分国体≫太田は“凱旋試合”として大分・日田市で行われる国体(12~15日)に京都代表として出場する。日田市実行委員会には連日、20件近くの問い合わせが寄せられており、会場となる日田市総合体育館は“太田フィーバー”に備えて警備員を急きょ配置することを決定。観戦無料で入場整理券も発行予定がないため、関係者は「入場制限することも考えている」と話した。

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2008年9月11日のニュース