桃子4アンダー2位、藍は30位発進

[ 2008年9月11日 16:10 ]

第1日、10番でティーショットを放つ宮里藍

 日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯第1日(11日・石川県片山津GC白山=6545ヤード、パー72)国内四大大会の一つ。今季国内ツアー5戦目の上田桃子が4アンダーの68で2位につけた。ショット、パットとも安定し、5バーディー(1ボギー)を奪った。今季国内初戦の宮里藍は1バーディー、3ボギーの74で30位。67をマークした辛ヒョンジュ(韓国)が首位に立ち、好調の原江里菜が2打差の3位。昨年覇者の飯島茜は3オーバーで42位、賞金ランキングトップの福嶋晃子は6オーバーの88位と出遅れた。

【初日成績


 ≪宮里 誤算はティーショット≫宮里は課題を問われ「たくさんある」と苦笑いした。昨年11月以来となる日本での試合は初日2オーバー。トップと7打差がついた。「何があるか分からない。わたしはわたしの仕事に集中したい」。口調こそ明るいが、優勝を狙うなら早くも厳しい位置に立ったとの自覚が言葉ににじんだ。
 最大の誤算はティーショット。インスタートの前半はしのいだが、後半は深いラフに苦しんだ。パー4の2、3番で第1打が左へ。わずかにフックするドローが持ち球だが、この日は「フックがきつかった。ミスショット」という。
 ともに第2打は刻み、第3打でピンまで3メートル前後に寄せながらパーパットが決まらず連続ボギー。「バーディーチャンスを多くつくることに集中した」はずが、実際は我慢のゴルフとなった。
 平日ながら4628人のファンが来場し、宮里の組は常に人だかり。相変わらずの人気に「米ではギャラリーはほとんどつかない。すごく新鮮だった」と感謝する。あらためて実感した期待に応えるべく、夕暮れの練習場でドライバーを熱心に振った。

続きを表示

2008年9月11日のニュース