元若ノ鵬「処分が厳し過ぎる」と提訴

[ 2008年9月11日 20:35 ]

 大麻所持容疑で逮捕され現役力士として初めて日本相撲協会から解雇された元幕内若ノ鵬のガグロエフ・ソスラン元力士(20)=処分保留で釈放=は「過去の事例と比べて処分が厳し過ぎ、解雇は無効だ」として11日、力士の地位確認を求め東京地裁に提訴した。

 ロシア出身のガグロエフ元力士は興行の在留資格で日本に滞在。解雇の3カ月後には強制退去となる可能性があり、仮処分も同時に申し立てた。
 訴状によると、協会は8月18日の元力士の逮捕を受け、同21日に緊急理事会を開き、解雇を決めた。
 「過去に現役横綱が銃刀法違反で有罪になったが、けん責処分だった。私生活上の犯罪で解雇になった例もなく、厳し過ぎる」と主張している。
 ガグロエフ元力士は会見し「悪いことをしたが、どうしても相撲を取りたい。相撲界に戻るため裁判をする」と訴えた。協会は「訴状を見てないので答えられない」とコメントした。

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2008年9月11日のニュース