間垣親方の“職場放棄”に怒りの声

[ 2008年8月24日 06:00 ]

 大麻取締法違反容疑で逮捕された大相撲の元幕内・若ノ鵬寿則容疑者(20)=本名・ガグロエフ・ソスラン・アレキサンドロヴィッチ=が日本相撲協会から解雇された事件で、同容疑者が所属していた間垣部屋が23日、東京・墨田区の同部屋で解雇後初めて稽古を行った。稽古は非公開だったが、部屋関係者によると師匠の間垣親方(元横綱・2代目若乃花)は不在だった。

 間垣親方は昨年春に脳出血を患い、リハビリなどで部屋の稽古をおろそかにしたことが、若ノ鵬容疑者の暴走を許す要因となっていた。同親方は自らの理事辞任が了承された21日の緊急理事会後「今後は普段からの教育をもう一度しっかりとやりたい。リハビリの時間を遅らせてでも稽古を見る」と話していたが、この日の“職場放棄”を見る限り反省の色はない。ある協会幹部も「自分で決めておきながら、初日から稽古に顔を出さないのはいかがなものか」と声を荒らげた。来週29日に行われる再発防止検討委員会でも、間垣部屋に対する対応策などが話し合われることになりそうだ。

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2008年8月24日のニュース